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3人展「REACTOR」

DATE | 2015.12.12 (sat)
OPEN | 12:00 – 17:00

SCHEDULE

展示期間
|12月5日(sat) – 12月12日(sat) 12:00-17:00 ※オープニング、クロージングは時間異なる

<OPENING PARTY>

DATE | 2015.12.5 (sat)
OPEN | 18:00 – 23:00
CHAEGE | TBA

artist talk

19:00 – 20:00

DJ

H.I.G.O. / OGI

ABOUT

ベルリンを拠点にドイツのアートシーンで活動する「YOH NAGAO」。
オーストラリア東海岸周辺の独自のコミュニティーを中心に活動する「EMI SHIDA」。
アフリカを中心に一年間滞在制作で世界を巡り、現在は愛知県のアーティストビレッヂの立ち上げに従事する「檻之汰鷲」。
[REACTOR] は、ここ 2 年間にキュレーターが個別に出会った 3 組の作家達のグループ展です。

それぞれが別の場所でお互いを知らずに活動してきたにもかかわらず彼らの間に奇しくも多くの共通点が存在していることに気づき、その起因を探ることは何か重要な意味があるように思い、この展示会企画はスタートしました。
少なくとも、どの作家も現代社会や神話などを引き合いにしながらコラージュを用いて、理想の未来をアーティストとして描こうとしている点で三者に類似性が感じられます。

また、最後に出会った作家「檻之汰鷲」の考え方と活動に触れるうちに、「作家活動」という定義の幅の広さ、現代の状況とそれに対するリアクションの多様性をより考えるようになりました。それらを踏まえ、我々が目指すべきビジョンを共有することも「reactor」の目的の一つとなっていきました。

このグループ展によって、国外や東京外で活動する日本人作家とその作品に触れるだけでなく、作家同士やギャラリーにあるコミュニティーの出会いの場を創造し、現代を生きる私たちの暮らしあり方の新たな可能性までを体感できるような企画にしたいと考えています。

ご来場心よりお待ちしております。
(kenji daikoku / AMPcafe director)

ARTIST
長尾 洋

長尾 洋は2012年よりドイツ・ベルリンを拠点に活動している愛知県出身のコラージュアーティスト・ポップアーティストです。
地元愛知県の名古屋造形大学を卒業後、グラフィックデザイナー、イラストレーターとしての仕事の現場でも存分に個性を発揮しながらもアーティストとして精力的に活動してきました。 頭角を現すようになったきっかけはユニクロクリエイティブアワード2005(現UTGP)、世界ポスタートリエンナーレ富山、SHIFTカレンダーデザインコンペティション等の国際的なコンペティションで作品がセレクションされたこと。これらの評価を受け、長尾本人の目も世界を向くようになり、2009年には人生初となる個展を香港で大成功させ、国際的なコンペティションでは2011年にARTAQ Urban Art Award(フランス)のコラージュ部門にて佳作を受賞。同年にはロンドンで開催されたPICK ME UP Contemporary Graphic Art Fairにも招待されるなど、活躍の舞台がより本格的に世界へと開かれて行きました。その後もLA、マイアミ、NY、チューリッヒ、ベルリン、パリ、アンジェ、ロンドン、東京などで開催されたアートフェアやイベントに多数参加。2008年にはパリの有名セレクトショップ、Coletteでも作品が展示されました。 さらに、LODOWN magazine(ドイツ)、DAZED AND CONFUSED magazine(イギリス)、dpiマガジン(台湾)といった世界的に知名度のある雑誌や書籍にも取り上げられるなど、その独創的なスタイルやクリエイティビティー、世界観がさらに認知されてきております。このようにメディアに登場する機会が多くなるにつれ、独特かつ強烈にメッセージを発する長尾の作風がますます注目も集めるようになってきました。
2014年夏にはPangeaSeed主催のSEA WALLSプロジェクトに招集されメキシコのムヘレス島にて自身初となる屋外の大型壁画をニュージーランドのアーティストAaron Glassonと共に制作。2015年2月にはFIAP(インターナショナルパブリックアートフェスティバル・カンクン)において、30名の国内外のアーティストで唯一のアジア人として招待され、100機以上にも及ぶ紙飛行を使ったインスタレーションを制作・展示しました。日本国内ではJRA中京競馬場の2015年の年間ビジュアルにイラストが採用されるなど、非常に精力的に活躍している長尾は現在もっとも注目すべき新進気鋭の日本人アーティストとして認知されてきています。
Photography © Patricia Schichl


EMI SHIDA

1983年 日本生まれ アーティスト 。 19歳よりフォトグラファーとして活動を開始。その後、絵画、映像作品、アクセサリーデザイン、ライブペインティング、テキスタイルデザイン、デコレーションなど、多くのアート表現に傾倒。現在のコラージュ技法につながる基礎を形成する。 2006年より、本格的にコラージュ作品の制作を開始。水彩によるドローイングと、様々なマテリアルをコラージュする手法で、EMI SHIDAの特異な世界観は表現され始める。これらのコラージュ作品が高い評価を受け、2013年からは創作活動に専念すべく、オーストラリアのバイロンベイに拠を移す。
現在、オーストラリア国内外で活躍中。


檻之汰鷲

2002年、結婚を機に夫婦でアート活動を始める。この時代に世界中のひとが何を考え生きているのか知るために2013年6月より、スペイン、イタリア、ザンビア、エジプト、モロッコの5カ国に滞在。旅しながらアート作品を発表。そこでの体験からモチーフをみつけ、そこにある材料で作品をつくる。また「芸術は、生きる技術である」というテーマで、日々の暮らしから技術や知恵を採取し、ペインティング、コラージュ、フィギュア、インスタレーション、テキストなど様々なスタイルで作品を発表している。